踊るもちもちの夜

フィギュアスケート男子シングルラトビア代表デニス・ヴァシリエフスを中心に、スケート関連雑記。

デニス・テン 逝去

あまりに突然のことで、いまだに心のどこかで現実だと思えずにいます。うまく書けないかもしれません。

 

テンくんがカザフスタンアルマトイで強盗に襲われ、亡くなりました。ご冥福をお祈りいたします。また、彼のご家族、ご友人、ならびに関係者の方々、そして他ならないテンくんのファンの方々に、お悔やみを申し上げます。まだ25歳でした。

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犯人は2人組だったそうです。日本時間の昨日の夜(カザフスタンでは午後3時だったそうです)、テンくんが脚を刺され、病院に搬送されたというニュースが飛び込んできました。上の記事にもあるように、3Lの血液を失ったという情報もありました。目を疑いました。そして、その速報記事が出てから1時間足らずで、彼が亡くなったという記事が新たにアップされました。

 

私なんかが彼のことを語るなどおこがましいことは承知の上で、フィギュアスケート観戦を再開して以降の、最近の話をさせてもらいます。16-17シーズンはコーチを変更し、ズンドコするくるみ割り人形というかなり斬新な音楽で滑って私たちを驚かせました。Twitterでアニメ「ユーリ!!! on Ice」に登場するカザフスタン出身のキャラクターについて言及し、多方面のファンを喜ばせていたこともありました。カザフスタンで開催したユニバーシアードでは優勝し、母国に錦を飾りました。ヘルシンキワールドの結果は奮いませんでしたが、くじ引きではラトビアのデニスとステファンの隣で穏やかに微笑み、写真に写っていました。

17-18シーズンも、怪我から始まる苦しいシーズンでした。グランプリシリーズでも4CCでも思うような結果が出ず、オリンピックではフリーに進めませんでした。勘違いした声の大きいファンとメディアが発端で引退の誤報まで広がったものの、18-19シーズンのアサインには名前もあり、オフシーズンには精力的にショーを主催していて、フィギュアスケートファンの多くが今季の彼を楽しみにしていたのではないでしょうか。それなのに、こんなことになってしまって、言葉がありません。

 

たくさんの、本当にたくさんのスケーターや関係者たちが追悼のコメントを出しています。彼の人望の厚さがうかがえます。あまりに早く逝ってしまいました。もっともっと彼にはやれることがあったでしょう。無念でならないです。

 

もうテンくんが滑る姿を見られないなんて信じられません。今はただ、テンくんが痛みから解放されていることを祈りたいです。テンくん、ありがとう。どうか安らかにおやすみください。